マレーシア機「バラバラに」 墜落事故、3度目中間報告
写真提供:AFP
(asahi.com)乗客・乗員239人を乗せてクアラルンプールから北京に向かっていたマレーシア航空MH370便が消息を絶って、8日で3年が経ちました。マレーシア運輸当局は同日発表した3度目の中間報告書で、回収した右翼の一部を調べたところ、航空機は最後まで着陸態勢をとっていなかった可能性が高いと指摘しました。
運輸当局は、別に回収した客室内部の残骸の状況から「機体はおそらくバラバラになった」と推測しました。空中分解だったのか、墜落時の衝撃で分解されたのかは「結論づけるだけの情報がない」としました。
衛星情報などをもとに定めたインド洋南部の約12万平方キロに及ぶ捜索海域では機体の発見には至らず、今年1月に捜索活動が中止されました。当局は年内に最終報告書を発表します。